8つの工事現場で17件の法律違反を確認 橋げた落下事故を受け静岡県内の橋の工事現場70カ所に立ち入り調査 静岡労働局
静岡市清水区の国道1号静清バイパスで、橋げたが落下した事故を受け、静岡県内の橋の工事現場に緊急立ち入り調査が行われ、8つの現場で17件の法律違反が確認されました。
7月6日静岡市清水区の国道1号静清バイパスの高架化工事中に重さおよそ140トンの鋼鉄製橋げたが落下し2人が死亡、6人が重軽傷を負いました。
この事故を受け静岡労働局は、7月11日から31日にかけて、橋の工事現場県内70カ所に、緊急立ち入り調査を行いました。
その結果、8つの現場で17件の労働安全衛生法違反が確認されました。
「事業を発注する側が、請負人に法令違反しないための必要な指導を行っていない」
「作業主任者の氏名などが、現場の見やすい場所に示されていない」などの違反が見つかったといいます。
笹正光局長:
「きちんと共有すべき情報の漏れがないように、我々としてはしっかりと啓発していくことが重要と考える」
法律違反があった現場については労働基準監督署が行政指導を行ったということです。