【袴田さん再審】検察・弁護側の証人5人を一斉に尋問 「対質」実施で裁判は佳境に 静岡地裁
袴田事件の再審=やり直しの裁判は最大のヤマ場、証人尋問最終日です。これまで証言に立った法医学者ら5人に対し、一斉に尋問する対質が27日午後、行われる予定です。
船引とわ記者:「10年前のきょう、静岡地裁で再審開始決定が出されました。節目の日に裁判の行方を左右する証人尋問は佳境を迎えました」
袴田巌さん(88)は1966年、旧清水市で一家4人を殺害したなどとして死刑が確定しています。26日の再審公判では、弁護側証人の3人全員が、犯行着衣とされる5点の衣類についた血痕に「赤みは残らない」と
証言しました。証人尋問最終日の27日午後からは、検察側の証人2人を合わせた5人に一斉に尋問する「対質」が行なわれる予定です。