TOKAIホールディングス子会社の元社員の男は初公判で起訴内容を認める

水増しさせた工事代金を請求させ、だまし取った罪に問われているTOKAIホールディングス子会社の元社員の男の初公判が静岡地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。

 起訴状などによりますと、TOKAIホールディングス子会社のザ・トーカイ元社員の被告(44)は、2020年6月同様に詐欺罪で起訴されている建設業の被告が運営する会社に、319万円水増しさせた工事代金をザ・トーカイに請求させ、だまし取った罪に問われています。

 26日午後、静岡地裁で開かれた初公判で被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

 続く冒頭陳述で検察側は「ザ・トーカイから受注した工事を繰り返し水増しさせ、代金を搾取していた。そのうちザ・トーカイ元社員の被告が90%、建設業の被告が10%受け取っていた」と指摘しました。検察は来月中にも元社員の被告を追起訴する方針です。

静岡地裁