袴田巌さんの姉・ひで子さん「再審法改正を早期に実現する議員連盟」の総会に出席 判決を前に思いを語る
再審=裁判のやり直しに関する法律の改正を目指す国会議員の集まりに袴田巌さんの姉・ひで子さんが出席し、9月に再審の判決を迎える今の思いなどを語りました。
13日午後5時から東京の参議院議員会館で開かれた、超党派の議員300人余りで作る「再審法改正を早期に実現する議員連盟」の総会。
えん罪被害当事者からのヒアリングに招かれた袴田ひで子さんは。
袴田ひで子さん:
「10年前に再審開始になりまして、そのときに出てきた証拠書類というものが再審開始に大きく貢献していると思います。
証拠の開示とか警察が隠しちゃうということもありますが、そういうことのないように、すべからくの証拠を出して、まだ今も隠しているものがあると思います。それでも、私たちの裁判は5月22日に一応 結審いたしました。それで9月の26日に判決が下ります。
再審開始の不備が多分あったと思う。その不備のないように、ぜひ皆様のお力をお貸しください。」
浜松市の自宅で、姉・ひで子さん(91)と暮らす、袴田巌さん(88)。
先月、再審公判が結審し、判決の言い渡しは9月26日に予定されています。
東京への出発前、ひで子さんは法改正への期待を語りました。
袴田ひで子さん:
「スムーズにいってくれることを願っているけど、なかなかそうもいかんでしょう。それでも300人ぐらいの方が賛同していただいていれば何とかなるじゃないかと思っている」