送迎バス園児置き去り死事件 認定こども園の改善措置について3点が不十分だと報告 静岡・牧之原市議会 園に改善求める方針

おととし静岡県牧之原市の認定こども園で園児が送迎バスに置き去りにされ死亡した事件で、園の改善措置について牧之原市議会の委員会で報告されました。

 おととし9月牧之原市の認定こども園で、当時3歳の河本千奈ちゃんが送迎バスにおよそ5時間置き去りにされ、重度の熱中症で死亡しました。

 牧之原市の事故検証委員会は、今年3月に報告書をまとめ園の安全管理体制や登園管理システムにICTを活用することなど7つの提言をしていました。

 そして9日の市議会文教厚生委員会で園側から提出された措置状況が報告されました。

 これについて牧之原市はリーダーの資質向上、安全管理に対する外部評価、ICT活用への深い理解の3点が不十分だと説明しました。

 市は近く園に対し、これらの点の改善を求めるということです。