自宅に放火し現住建造物放火の罪に問われている男に懲役10年を求刑 静岡地裁沼津支部
自宅に放火した罪に問われている被告に懲役10年求刑です。
起訴状などによりますと、被告(51)は去年12月19日当時、両親と同居していた沼津市大塚の市営住宅で火をつけたクッションを室内に投げ、全焼させた現住建造物等放火の罪に問われています。
この火事で被告の父親(78)が逃げ遅れ焼死しています。
16日の公判で検察側は「両親を困らせるため放火したのは極めて短絡的かつ身勝手。父親の焼死という重大な被害も生じている」などとして、懲役10年を求刑しました。
一方の弁護側は「母親は厳罰を望んでいない」などと執行猶予付きの判決を求めました。