警察官を名乗る男にキャッシュカード16枚をだまし取られ現金数百万円を引き出される【特殊詐欺】静岡・焼津市
静岡県焼津市の60代女性が警察官を名乗る男にキャッシュカード16枚をだまし取られる特殊詐欺事件が起きました。
警察によりますと、1月15日の午前、焼津市に住む60代女性の自宅の固定電話に生活安全課の警察官を名乗る男から電話があったということです。
男は「詐欺の振込先があなたになっている」「情報を保護するために申請書を書いてほしい」「私服の刑事を行かせる」などと言い、女性にキャッシュカードを全て持って玄関に行くよう指示しました。
女性は自宅に1人で訪れた警察官を名乗る男に自分名義のほか、家族名義や経営している会社名義のキャッシュカード合わせて16枚を渡し、暗証番号を伝えたということです。
女性が一度その場を離れて戻ると、男からキャッシュカードが入ったという封筒と預かり書を渡され、午後4時に焼津警察署に行くよう言われたということです。
女性は言われるがまま警察署を訪れたことで被害が発覚しました。
男から受け取った封筒の中にはトランプが入っていたということです。
警察の調べでは、だまし取られたキャッシュカードを使って数百万円が引き出されているということで、特殊詐欺事件として捜査しています。
警察は、警察官がキャッシュカードを確認することはないとして、他人にカードを手渡したり暗証番号を教えたりしないよう呼び掛けています。