委託元から4000万円以上せしめたか 無許可で盛り土造成の疑い 建築業の男を逮捕 静岡・三島警察署
静岡県三島市の民有林に無許可で盛り土を造成したとして、市内に住む建築業の男が逮捕されました。男は少なくとも4000万円の利益を得ていたとみられています。
1ヘクタール以上の土地に盛り土を造成
各務実来記者:「午前8時前です。容疑者の男を乗せたとみられる車が、いま三島署に入りました」
森林法違反と三島市の土砂条例違反の疑いで逮捕されたのは、三島市南本町の建築業の男(67)です。警察によりますと男は、2008年5月ごろから2022年6月ごろまでの間に、知事の許可を得ず三島市沢地の民有林の1ヘクタール以上の土地に盛り土を造成したうえ、2021年12月に知事から土砂の撤去を命じられたにも関わらず、従わなかった疑いなどがもたれています。
盛り土が造成された現場はJR三島駅から車でおよそ20分の離れたところにあり、隣接する道路の幅は狭く人通りはほとんどありません。ここは男の知人が所有する土地で、面積はおよそ1万5000平方メートルにおよびます。
各務実来記者:「現場には搬入されたとみられる盛り土がいくつか見られます。こちらから見てみますと、中には高さが3メートル近くあるものもあります」
現場近くをよく散歩で通るという男性は…
三島市在住男性(60代):「10トンダンプで何台か来ていましたし結構頻繁に、私は朝しか通らないんですけど朝でも頻繁に通っていましたね」
警察によりますと、土砂は県内外から持ち込まれ男は委託元からダンプカー1台につき5000円から1万円を処分費として徴収し、これまでに少なくとも4000万円を得ていたとみられています。男は「間違いない」と容疑を認めていると
いうことです。