袴田さんの再審無罪判決に不満を示した検事総長の談話が名誉棄損に当たるとして国に賠償を求め提訴する方針固める 袴田巌弁護団

再審無罪が確定した袴田巌さんの弁護団が、判決内容に不満を示した検事総長の談話を巡り、国に賠償を求めて提訴する方針であることがわかりました。
58年前旧清水市で一家4人が殺害された事件の再審で、袴田巌さんは2024年無罪が確定しました。
これを受けて検察のトップ・畝本直美検事総長が談話を発表。
無罪判決に対して「強い不満を抱かざるを得ない。控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容」と述べていました。
これについて弁護団は12日協議を行い袴田さんの名誉毀損にあたるとして、国に賠償を求めて提訴する方針が固まったということです。
これまでも弁護団は最高検察庁に抗議し、談話の撤回などを求めていました。