袴田巌さんと親交があった女性が警察に持ち去られた写真の返還を求めている問題で検察も警察も写真は「無かった」と回答

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写真は見つからなかったようです。再審無罪が確定した袴田巌さんと親交があった女性が事件直後に警察に持ち去された写真の返却を求めている問題で、検察も警察も「なかった」と回答しました。

渡辺昭子さん:
「あまりにもひどすぎて、悔しくてもっとちゃんとした返事をもらいたかった。今までも探してる。捜査中。捜査中って言っていたから、期待して待っていた」

 渡辺昭子さん、90歳。

 再審で無罪が確定した袴田巌さんと事件前から家族ぐるみの付き合いをしていました。

 事件発生3日後。

渡辺昭子さん:
「清水警察署(の警察官)が来たんですよ。アルバム見せてくれと。(袴田さんが映った)写真をどんどんめくられた。『(犯人は)絶対袴田だ。袴田だ』って」

 警察官が袴田さんが写った写真を15枚ほど持ち帰ったままいまだ戻ってきせん。

 去年5月から写真の返却を求めている渡辺さんのもとに、18日静岡地検から連絡が入りました。

渡辺秀昭さん:
「写真はいろいろ探したが、なくて。あるんじゃないかと思うところも探したけどなかったので、ご希望に沿えず申し訳ありませんでしたと。検察庁の方は写真は清水署からは回ってきてないから、調べてもないので『これで終わりです』『これで一切終了です』ということで終わりました」

 さらに19日静岡県警刑事企画課からも写真がないという連絡がありました。

 渡辺さんはこれまで写真について説明があると連絡を受け、2回地検を訪れています。

渡辺昭子さん:「あまりにも無責任。散々呼び出して捜査中って言って、これで終わりですって。こちらへきて謝ってほしい。本当に戻してもらいたい」

 渡辺さんは警察と検察に直接の謝罪と捜査の経緯説明を求めています。