荒茶の生産量が統計史上初めて静岡県が1位から陥落 鈴木知事「生産体制を強化し農家の皆さんと一緒に1位を奪還したい」
去年の荒茶の生産量で鹿児島県が静岡県を上回ったことが農林水産省のまとめで分かりました。静岡が2位となるのは統計史上初めてです。
鹿児島県 塩田康一知事:
「多くの県民の皆さんの努力がこうした結果につながったと思う。」
初の1位に喜ぶ鹿児島県。
農林水産統計によりますと、去年静岡県の荒茶の生産量は2万5800トンで、前の年から1400トン減りました。
一方、鹿児島県は900トン増え、2万7000トンになり、静岡県を上回りました。
荒茶生産量で静岡県が1位から転落したのは、1959年の統計開始以来初めてです。
静岡県によりますと、去年の一番茶は4月下旬の気候の影響で収穫量は増えた一方、品質が落ち、価格は過去最低水準となりました。
これに伴って二番茶以降の生産を控えたことが、年間の生産量が減る要因になったということです。
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鈴木知事は
この結果に鈴木知事は…。
静岡県 鈴木康友知事:
「2位になったということは大変残念。 静岡茶の新しいブランディング、リブランディングと海外に向けた生産体制の強化、こうしたことに向けた予算をしっかりと盛り込んだので、農家の皆さんと一緒に1位奪還に向けて頑張っていきたい」
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