飲酒運転で懲戒免職処分を受けた男性教師が処分の取り消しを求めた裁判 静岡地裁は原告の訴えを認める判決

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飲酒運転で懲戒免職となった男性教師が処分の取り消しを求めた裁判で、静岡地裁はこの訴えを認めました。

 判決などによりますと、静岡県中部の小学校に勤務していた男性教師(46)は、2017年3月店で酒を飲んだ後代行運転で自宅付近まで帰宅。

 その後、自ら運転しブロック塀などに衝突しました。

 静岡県教育委員会は教師を懲戒免職にしましたが、教師は薬の影響で一時的に意識障害を起こすせん妄状態となり、飲酒の認識を欠いていたとして、処分の取り消しを求めていました。

 6日の判決で静岡地裁の平山馨裁判長は、せん妄状態だったと認め「処分は裁量権を逸脱か濫用し違法」として、県教委の処分取り消しを命じました。

 池上重弘教育長は「控訴も含め対応を検討します」とコメントしています。