静岡地方裁判所で模擬裁判が行われる　若者が裁判員を体験

　裁判員制度への理解を深めてもらおうと、静岡地方裁判所で模擬裁判が行われ、参加者らが裁判員を体験しました。

　体験会には１０代から２０代の２２人が参加し、そのうち９人が実際に模擬裁判で裁判員を体験しました。２０２３年から、１８歳から裁判員に選ばれるようになったことから企画されたもので、強盗致傷事件を審理しました。

　裁判員役の参加者らは被告に質問したり、量刑の重さを判断する事情を評議したりしました。裁判員役を担当した参加者は・・・

●静岡大成高校３年生　山田妃葡さん：
「本番だったらこんな感じなのかと考えながら参加することができた。知らないこともたくさんあったので勉強になった」

●常葉高校２年生　枝廣朱里さん：
「裁判で言った一言一言が実際の判決に繋がっているとなると、裁判員はとても大切な役割だと感じた」

　２００９年から２０２４年末までに静岡県内で行われた裁判員裁判は３８７件で、２０２８人が裁判員に
選任されました。