カツオ窃盗事件 再発防止委員会が現場視察 水産会社元社長ら3人追送検も 静岡・焼津市
静岡県の焼津港で起きたカツオ窃盗事件で、すでに起訴されている焼津市の水産加工会社の元社長ら3人が、おととし8月にもカツオを盗んだとして追送検されました。
追送検されたのは焼津市の水産加工会社の元社長(60)と水産加工会社の元常務(47)、漁協職員の男(31)の3人です。警察によりますと3人はおととし8月、焼津港で水揚げされた加工用のカツオ930キロ=時価13万円相当を盗んだ疑いが持たれています。新潟県の船会社から刑事告訴を受けて警察が捜査を進めていました。元社長と元常務は、これまでに冷凍カツオ合わせておよそ6トンを盗んだ罪で起訴されています。
一方カツオ窃盗をめぐり、弁護士や漁業関係者らでつくる再発防止委員会は…
委員と県職員のやりとり:「(計量所で)これを打ったようなふりだけして、実際には計量していなかった。ここに入れなければ入らないんですよね。ここに監視カメラをつけて」
午後、焼津港で水揚げの様子を視察し、カツオの重さを計る計量所での作業や最終的にトラックで運び込まれるまでの流れを確認していました。
その後3回目の委員会を開き、前回決定した焼津漁協職員に誓約書の提出を求めることや、漁業者からの要望などについて話し合いました。