「何度倒されても立ち上がり続けた」再審無罪になった袴田巌さんの姉のひで子さんが日本プロボクシング協会から表彰

再審無罪になった袴田巌さんを長年支えてきた姉のひで子さんが、日本プロボクシング協会から表彰されました。
拍手を送る袴田ひで子さん。都内で開かれたプロボクシングの年間優秀選手を表彰する式に招かれました。スポットライトを浴びながらひで子さんは選手と同じ壇上へ。
ミニチュアのチャンピオンベルトなどが贈られ、元プロボクサーの袴田さんを長年にわたって支えてきた功績が称えられました。
●袴田さんの姉ひで子さん:
「ボクシングの皆様には巌が無罪になったのは大変お世話になりました。それこそ皆様の応援のおかげで巌は助かっております。ありがとうございました」
袴田さんは59年前に旧清水市で一家4人が殺害された事件で一度は死刑が確定しましたが、再審で無罪になりました。
ボクシング協会は控訴断念を検察に要請したり、ボクシングの聖地・後楽園ホールに袴田さんを招待したりして支援を続けてきました。
●日本プロボクシング協会 袴田巌支援委員会 新田渉世委員長:
「(巌さんとひで子さんは)何度も倒されまた立ち上がりと繰り返してきたので、そういう意味では本当に立ち上がり続けてきてよかったと思う」
●袴田ひで子さん:
「(巌さんに)いいお土産ができましたって言ってみせる。本人もきっと喜ぶと思う。ボクシングしか知らないの巌は。ボクシングのことは忘れない」