上司の弟を名乗る男に現金5500万円を手渡す 静岡・富士宮市の80代女性がオレオレ詐欺被害

 静岡県富士宮市の80代女性が、孫を名乗るオレオレ詐欺の被害に遭い、5500万円をだまし取られました。

 警察によりますと、8日、富士宮市に住む無職の女性(80代)の自宅の固定電話に、国際電話の番号から着信がありました。

 女性が電話に出ると、孫を名乗る男から「喫茶店でお金を入れていたカバンをなくした。契約を結ぶのにすぐにお金が必要」などと現金を求められました。

 女性は言われるがまま自宅近くの公園に向かい、その付近の路上で上司の弟を名乗る男に袋に入れた現金5500万円を手渡したということです。

 女性はその後、孫に確認したことで詐欺被害に遭ったことが分かりました。

 女性は現金を手渡した男について、50代くらいの中肉で作業着姿だったと話しているということです。

 警察はオレオレ詐欺事件として捜査するとともに「親族から急なお金を要求する電話は詐欺を疑い、すぐに家族や警察に相談してほしい」と呼び掛けています。

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