【PFAS検出問題】調査費用670万円は排出した企業が負担すべきとして市民団体が静岡市を提訴

静岡市清水区でPFASが検出された問題で調査に使った費用を企業に請求すべきとして市民団体が静岡市を相手に提訴しました。
2023年10月静岡市清水区の三井・ケマーズフロロプロダクツの工場周辺で、発がん性が指摘される「PFAS」が検出され、市は複数回水質調査を行いました。
市民団体は市が負担した調査費用およそ670万円は、三井・ケマーズフロロプロダクツが負担するべきとして、市を相手どり企業に費用を請求するよう静岡地裁に訴えを起こしました。
阿部浩基弁護士:
「静岡市が負担し続けなければならないという理由はないのではないか。原因を作って毒物を排出した企業が最終的には責任を取るべきだ」
一方、難波市長は市の考えが変わることはないと主張しました。
難波喬司市長:
「公共用水域の常時監視業務は静岡市が担っているので、市として当然やらなければいけない義務・責務。市が費用負担をするのが当然という認識」