特殊詐欺を未然に防いだ静清信用金庫本店の職員らに感謝状 静岡中央警察署

特殊詐欺を窓口で未然に防いだとして、信用金庫職員などに感謝状が贈られました。

 静清信用金庫本店では4月、高齢女性が来店し「電話料金の未納連絡を受けた。支払いを済ませないと電話が止まる」などと窓口で職員に相談しました。

 対応した職員は架空料金の請求詐欺を疑って警察に通報し、被害を未然に防いだということです。

 1日午前、同じく被害を防いだゆうちょ銀行静岡店の職員と合わせ、感謝状が贈呈されました。

 静清信用金庫本店の長島彩貴さんは、2024年年12月にも被害を防ぎ、「特殊詐欺未然防止マイスター」に認定されました。

静清信用金庫本店 長島彩貴さん
「お客様が慌てられてらっしゃるときも、何を知りたいのかしっかり汲みとるように気を付けています」         

 静岡中央警察署管内では1月からの特殊詐欺の被害件数が8件と前年の同じ時期に比べ倍増し、450万円ほどだった被害額も3千万円以上増え、およそ8倍となっています。

静岡中央警察署 塩野裕治副署長
「警察では(被害を)未然に防止することはなかなか難しい。皆様が積極的な声掛けをしたことで未然に防止することができます」      

静岡中央警察署
静岡中央警察署