傷の深さ14cm、肋骨を切断し心臓に達していた…「強い殺意があった」 妻の不倫相手殺害の男に懲役12年 静岡地裁浜松支部

 2024年、浜松市で妻の不倫相手の男性を包丁で刺し、殺害した罪に問われたブラジル国籍の男に対し、静岡地裁浜松支部は23日、懲役12年の判決を言い渡しました。

 ブラジル国籍で浜松市に住む無職の男(37)は、2024年2月、浜松市中央区の団地で、ブラジル国籍で妻の不倫相手の男性(当時43)の胸を刃物で2回刺し、殺害した罪に問われています。

 23日の判決公判で、静岡地裁浜松支部の来司直美裁判長は「致命傷になった胸部の傷は深さ約14センチであり、肋骨を切断し、心臓に達していた」と指摘、そして「被告人には突発的とはいえ、強い殺意があった」と述べました。一方で「事実を認め、反省の言葉を述べた」として男に懲役12年の判決を言い渡しました(求刑14年)。

静岡地裁浜松支部 23日
静岡地裁浜松支部 23日