浜名湖で当時17歳の男子高校生を殺害した罪などに問われている被告は初公判で起訴内容を認める 静岡地裁浜松支部
静岡県湖西市の浜名湖で、当時17歳の男子高校生を殺害した罪などに問われている22歳の男の初公判が地裁浜松支部で開かれ、男は起訴内容を認めました。
殺人・傷害・監禁の罪に問われているのは浜松市中央区に住む無職の被告(22)です。
起訴状などによりますと、被告は2024年2月5日浜松市の知人の家でフィリピン国籍の男と共謀で、袋井市に住む当時高校2年の男性(17)を複数回殴ったり、蹴ったりして、意識障害などを負わせたとされています。
そして男性を車のトランクに監禁して、湖西市の浜名湖に移動した後、再び暴行。
ほぼ全裸の状態で近くの川に転落させ溺死させた合わせて3つの罪に問われています。
2日の初公判で被告は起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「犯行は極めて悪質で被害者のため口などの態度に腹を立てた動機は短絡的で身勝手」と指摘しました。
一方、弁護側は「共犯者から頼まれて犯行に及んでいて殺意はなく、被害者を浜名湖に転落させることに反対していた」などと主張しました。
