静岡県内でも始まった備蓄米の販売　買えた人も、買えなかった人も…　買った方のお宅におじゃましました…備蓄米の味は?

店の人のやりとり
「すみません、もう配布終わっちゃいまして…。４５袋しかないんですよ、すいません」

　静岡でも始まった、備蓄米の流通。

　「イトーヨーカドー静岡店」では、５キロ２１６０円で販売です。

　ただ、数が限られているため買えない人も、相次ぎました。

備蓄米を買えなかった人
「(整理券は)もう終わりましたと言われた。早い方は朝４時から並んでいると。今(コメを)浜松まで買いに行っている。すごく残念」

備蓄米を買えなかった人
「もうちょっと早く来ればよかった。まさかきのうの夜に並ぶわけにもいかないし。(コメの購入には)もう少しお金を出すしかないのかなと」

嶋田光希アナウンサー
「午前９時３８分。２２分早めて今オープンしました。整理券を持ったお客さんが続々と入っていきます」

　店側にとっても初めてとなる備蓄米の販売は、異例の対応となりました。

「開店してすぐですが、備蓄米の売り場にたくさんの人が来ています。備蓄米を手渡されています」

　イトーヨーカドーでの販売は、おとといからスタート。

　都内の店舗では５００袋限定で販売し、整理券は５０分足らずでなくなりました。

備蓄米を買った人
「２０００円台ってやっぱり魅力ですよね」

　小泉農水大臣の就任からわずか１０日で店頭に並んだ、５キロ２０００円の備蓄米。

イトーヨーカ堂　山本哲也社長
「こういうことができるというところでは、今までの入札による備蓄米とスピード感という点で大きな違いがあると思っています」
　
　静岡でも、きょうになって消費者の手元に届きました。

Ｑ.手に取ってみてどう？　

備蓄米を買った人
「長い時間だったが、買えてよかった。安い。いつも買っているのが４０００円近かったので、それに比べると半値に近いのでだいぶ違う」

　朝６時半ごろから並んだという、こちらの女性は…。

備蓄米を購入した人
「今まで倍以上の値段がしたのでやっと安いものが買えるという喜び」

Ｑ.整理券をもらえた時はどうだった？

「やったーと思いました。とりあえず間に合ったっていう」

　さっそくお昼ごはんに購入したコメを食べるということで、自宅にお邪魔させてもらいました。

備蓄米を購入　静岡市の川口さん

嶋田アナウンサー
「こちらが今回購入した備蓄米ですね」

「はい、そうです」

　夫と２０代の息子２人と、４人で暮らしている川口さん。

　１カ月で使うコメの量はおよそ１０キロ。

　毎日作る３人分の弁当にもコメは欠かせず、価格高騰が家計を直撃しています。

静岡市民　５０代　川口さん
Ｑ.見た目はどう？

「全然いつもと変わらない感じ。普通のものと変わらない」
Ｑ.香りは？

「香りも特に変わりはないです」

　待つこと、およそ1時間。

　きょう購入した、古古米が炊きあがりました！

備蓄米を購入　静岡市の川口さん

Ｑ.見た感じはどう？

「見た感じ全く変わらないし、真っ白でつやつやしている嫌な臭いとかもないし、普通のお米と一緒」

気になる、お味は…。

備蓄米を購入　静岡市の川口さん
「普通のお米と全く変わらない。柔らかさも、固くなくちょうどいいぐらい。おいしいです」

備蓄米を購入　静岡市の川口さん
「質より値段重視なので、このぐらいのお米だったら全然大丈夫。また安いコメの情報が入れば、並んで買いたい」