同僚に「漂白剤」飲ませる 24歳自衛官を停職4カ月…本人は依願退職の意向 陸自駒門駐屯地(静岡・御殿場市)
静岡県御殿場市にある陸上自衛隊駒門駐屯地の自衛官が、同僚隊員に漂白剤を飲ませたり、外出が認められない日に外出したりしたとして、停職処分を受けました。
駒門駐屯地によりますと、機甲教導連隊に所属する陸士長(24)は2021年1月、同僚隊員の飲みかけのペットボトルに漂白剤を入れて飲ませ、全治2日のけがをさせたということです。また、2022年2月、女性自衛官隊舎の窓の鍵を内側から開けて3等陸曹(36)を窓から不正に侵入させていました。
さらに3回にわたって外出が認められていない日に3等陸曹(36)の車で不正に外出したことも発覚しました。
6月27日付で陸士長(24)は停職4か月、3等陸曹(36)は陸士長の不正外出を手助けしたり、女性自衛官隊舎に不正に侵入したとして停職17日の懲戒処分を受けました。陸士長は依願退職する予定だということです。2人は「深く反省している」などと述べているということです。駒門駐屯地は2人の性別を明らかにしていません。
機甲教導連隊長の岩男保博一等陸佐は「この度の事案は本人の自覚の欠如によるものであり、判明した事実に基づいて厳正に対処いたしました。今回、服務指導など隊員指導の徹底をはかるとともに、引き続き富士教導団に課せられた任務遂行に邁進していく所存です」とコメントしています。
