29人死傷のバス横転事故…27歳の運転手を在宅起訴 ブレーキ使いすぎフェード現象発生か 静岡・小山町の事故

 去年10月、静岡県小山町で観光バスが横転し、29人が死傷した事故で、運転手が過失運転致死傷の罪で在宅起訴されたことがわかりました。

画像: 29人死傷のバス横転事故…27歳の運転手を在宅起訴 ブレーキ使いすぎフェード現象発生か 静岡・小山町の事故

 去年10月、小山町須走の県道で観光バスが横転し、1人が死亡し、10人が重傷、18人が軽傷を負いました。捜査関係者によりますと、静岡地検沼津支部は、バスを運転していた27歳の運転手の男がブレーキを使いすぎたことで、ブレーキが利きにくくなるフェード現象が発生したことが事故の原因だと判断。23日付で運転手を過失運転致死傷の罪で在宅起訴したということです。

 運転手は取り調べの際、「普段、道路を走るのと同じ感覚でフットブレーキを使い過ぎてしまった」などと話していて、警察は、自動車メーカーの報告書を受け、バスの車体には故障がなかったと判断していました。