爆音で走行するフェアレディＺ…車検直後に違法改造か　「Zが乱暴な運転」…警察に通報相次ぎ25歳の男逮捕　静岡市

　車に不正なマフラーを取り付け、大きな音が出るよう改造したとして、静岡市に住む２５歳の男が逮捕されました。警察にはこの改造車を巡る通報が相次いでいました。

　けたたましく大きなエンジン音を鳴り響かせる車。日産「フェアレディＺ」です。実はこの車、不正なマフラーを取り付けたとして警察に押収された違法車両です。

白鳥衛記者リポート
「午前１０時です。男が捜査員に連れられ、警察車両に乗せられました」

　道路運送車両法違反の疑いで逮捕されたのは、静岡市葵区の会社員の男（２５）です。男は１月から６月までの間に、車を不正なマフラーを取り付ける改造をした疑いが持たれています。警察によりますと、不正なマフラーには消音機がなく、１月に車検を通した後、男が自分で改造したということです。

白鳥衛記者：「住民らによりますと、男が乗る車は静岡市内の中心部だけではなく、こうした閑静な住宅街でも大きな音を立てて走行する様子が目撃されたということです」

　静岡市内を走行する男の車をドライブレコーダーが捉えていました。大きなエンジン音を立てながら、かなりのスピードで車線変更しています。警察によりますと、車は市内の複数の場所で目撃されていて、去年から警察に「爆音のフェアレディＺが乱暴な運転をしている」などという通報が相次いでいたということです。

目撃した５０代男性：「私の横を通るときも、かなりの音量。あの車の音がすごいもんですから、私の車の窓ガラスが震えるというか振動するような状況で、かなり危険だなと思っていた」

目撃した３０代男性：「進路変更の時にウインカー出さずにとか、黄色信号赤信号で突っ切るとか、そういうのを目撃したことがあります」

　警察の調べに対し、男は「間違いない」と容疑を認めているということです。