4億円横領の元社員起訴内容認める 検察「被告が弁済したのは100万円」 静岡地裁沼津支部
静岡県沼津市の会社からおよそ4億円を横領した罪に問われている元社員の男が、5日の初公判で起訴内容を認めました。
61歳の被告は去年4月から11月、インターネットバンキングで沼津市内の製菓会社の口座などから、およそ4億円を自身の口座に送金し、横領した罪に問われています。初公判で被告は起訴内容を認めました。
検察は、被告が借金返済や資産形成のために投資をしようと考え、暗号資産やFXのうその投資の資金として、22回にわたって会社の金を横領したと指摘。また「被害に遭った会社は2億円の融資などで破たんを免れ、被告からは100万円の弁済があった」と明らかにしました。
