パチンコ店から現金奪う 懲役7年の実刑判決 静岡・地裁沼津支部
静岡県裾野市内パチンコ景品所や長泉町内の飲食店などで、現金を奪うなどした罪に問われている無職の男について、地裁沼津支部は懲役7年の実刑判決を言い渡しました。
判決によりますと、住所不定無職の被告(35)は、2020年8月裾野市内のパチンコ景品交換所から現金21万9000円を、2016年9月長泉町内のサイゼリヤで現金33万円余りを奪ったほか、2020年9月、高齢者のキャッシュカードを盗み、現金70万円を引き出しました。
きょう27日の判決公判で地裁沼津支部の前澤久美子裁判官は「犯行は計画的、動機は短絡的で身勝手」と指摘した上で、「両親の支援で被害弁償がされていて、一部の被害者から寛大な処分を望む意向が示されている」などとして、被告に懲役7年の判決を言い渡しました。