クマの市街地に近いエリアでの出没が続いた場合 捕獲機材を設置し市街地への侵入を防ぐ方針 静岡市
クマによる人身被害が全国で相次いでいることを受け、静岡市は市街地に近いエリアで出没が続いた場合、捕獲機材を設置し市街地への侵入を防ぐ方針を示しました。
全国的に人里での出没が相次ぎ、静岡県内の住宅街近くでも目撃されているクマ。
環境省は対策として34億円の補正予算案、いわゆる「クマ被害対策パッケージ」を提出。
その施策として自治体への交付金や狩猟免許を持つ公務員の雇用促進などが盛り込まれています。
3日の静岡市議会では市の対策について質問が上がりました。
静岡市 大畑夏男 森林経営統括監
「捕獲機材を追加で購入し、市街地に近い山際出没が続いた際には、機材を設置することにより市街地へのクマの侵入を未然に防ぐよう努めます」
また、中山間地域の自治会に収穫しない柿や栗の木などを伐採することや、周囲のやぶなどを刈って見通しを良くし、クマを集落に寄せ付けない環境づくりを呼び掛けているということです。

