ビッグモーターすでに閉店済の浜松市の店舗で除草剤の散布認める 浜松市は伐採費用全額請求へ
ビッグモーター店舗前の街路樹問題をめぐり、既に閉店している浜松市の店舗で除草剤を散布していたことが分かりました。浜松市は伐採にかかった費用全額をビッグモーターに請求する方針です。
浜松市 中野祐介市長:
「除草剤がまかれたことによって枯れた可能性があるわけですよね。我々所管の街路樹について。我々としては大変遺憾」
28日の定例会見で、ビッグモーターが街路樹に除草剤を散布した事実を明らかにした浜松市の中野祐介市長。
浜松市の街路樹問題を巡っては、現在営業しているビッグモーター浜松東店の他、既に閉店した浜松店・浜北店・浜松柳通り店の3店舗の前でも過去に街路樹が枯れ、市が伐採しました。
8月7日浜松市が社内調査を依頼し、ビッグモーターは当時の店長にヒアリングを進めていました。
その報告が22日にあり、既に閉店している浜松柳通り店が除草剤を散布したことを認めたということです。
中野祐介市長:
「街路樹整備も含めて市民の税金で行っている事業であるので、今回ビッグモーターの方から請求があれば、負担する意思があるということなので、我々としてはかかった費用は請求して市民の皆さんの税金への損害がないようにしていきたい」
浜松市によりますと、ビッグモーターの報告では浜松東店・浜北店は「除草剤の散布は無い」浜松店では「確認がとれない」という回答だったといいます。
ビッグモーターは「枯れている事実から関与が否定できない」とし、全ての店舗について費用請求に応じる方針を示しているということです。
浜松市は現在4店舗の伐採などでかかった費用を算出していて、警察への被害届については「今後の対応状況を踏まえて判断する」としています。