無許可で盛り土をした容疑で会社社長ら3人を送検 社長ら2人は容疑を否認1人は黙秘 静岡・函南町

静岡県函南町で無許可で盛り土を造成したとして逮捕された残土処分業の社長の男ら2人が「許可を得ていると思った」と話し、容疑を否認していることが分かりました。

画像: 無許可で盛り土をした容疑で会社社長ら3人を送検 社長ら2人は容疑を否認1人は黙秘 静岡・函南町

 静岡県清水町で残土処分業などを行う会社の社長(53)と沼津市の土砂運搬業の代表(47)ら3人は、おととし3月ごろから1年間函南町丹那の3カ所で町長の許可を受けずに盛り土を造成した疑いで21日送検されました。

 捜査関係者によりますと、会社社長と土砂運搬業の代表は盛り土をしたことは認めている一方で、「町の許可を得ていると思っていた」などと話し、容疑を否認しているということです。
 また、一緒に逮捕された建設業の男(41)は、取り調べに対し黙秘しているということです。

 函南町はおととし7月に措置命令を出しましたが、会社社長らは「土砂の搬出先が見つからない」と説明し、措置を講じていませんでした。

 3人は別の場所でも無許可で盛り土を造成していたとみられていて、警察は、他にも関与した人物がいるとみて捜査を続けています。