助成金8200万円を不正受給 新型コロナで休業と虚偽の申請 静岡県熱海市の人材派遣会社

静岡労働局は静岡県熱海市の人材派遣会社が新型コロナウイルスの影響で休業したなどと虚偽の申請をし、雇用関係助成金8200万円余りを不正に受給していたことを明らかにしました。

画像: 静岡労働局

静岡労働局

 静岡労働局によりますと不正受給を行っていたのは、熱海市咲見町の人材派遣会社です。

 この会社は2019年8月から2022年4月までの間に、実際には勤務していたにも関わらず、新型コロナの影響で休業したなどと虚偽の申請書を作成し、雇用調整助成金や緊急雇用安定助成金など、合わせて8200万円余りを不正に受給していたということです。

 静岡労働局は23日支給の決定を取り消し、不正受給額に加算金や延滞金を加えた額の返還を命じました。

 この会社は不正受給を認め、返還の意思を示していて、現在納付計画を策定中だということです。