冷凍カツオ窃盗事件 新たに水産加工会社元常務ら5人を逮捕 逮捕者は14人に 静岡・焼津漁港

静岡県の焼津漁港でのカツオ窃盗事件をめぐり、県警は新たに焼津市内の水産加工会社の元常務の男ら5人を逮捕しました。

画像: 冷凍カツオ窃盗事件 新たに水産加工会社元常務ら5人を逮捕 逮捕者は14人に 静岡・焼津漁港

久須美舞記者:「午後3時半前です。容疑者が自宅から出てきました。表情はわかりませんが捜査員に連れられ、警察車両に乗り込みます」

各務実来記者:「午後3時すぎです。複数人の捜査員とともに容疑者とみられると男が出てきました。捜査車両に乗り込み建物を出るところです」

 窃盗の疑いで逮捕されたのは、焼津市の水産加工会社元常務(44)、焼津市の別の水産加工会社役員(67)、焼津市の運送会社社長(61)とトラック運転手の男2人(40代)の合わせて5人です。5人は2021年3月、共謀し焼津市の船会社が水揚げした冷凍カツオおよそ26トンを盗んだ疑いが持たれています。

 関係者によりますと、焼津漁港に設置された防犯カメラにカツオを盗んでいるとみられる様子が映っていて、警察は7月に元常務の当時の勤務先や、水彩加工会社役員の勤務先、運送会社社長の会社事務所などを家宅捜索していました。警察は5人が容疑を認めているかどうか明らかにしていませんが、犯行の経緯や動機について今後詳しく調べるとしています。
 被害に遭った船会社は、静岡朝日テレビの取材に対し「1回の水揚げ量に対し抜かれていたのは 微量で気付きにくい。焼津漁港が良くなるように 何が悪いのかしっかり明らかにしてほしい」と話しました。
 焼津漁港の冷凍カツオ窃盗事件をめぐっては、これまでに2つのルートで水産加工会社の元社長や焼津漁協の職員ら合わせて14人が逮捕されていて、そのうち9人が起訴されています。