きょうの行政代執行 熱海土石流災害の関係者の反応は 被害者の会、前土地所有者、川勝知事…

きょう11日の行政代執行による盛り土の撤去開始を受けた被害者の会、前土地所有者、川勝知事の反応です。

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被害者の会
瀬下雄史 会長:「土地の安全性を担保することは重要なこと、そこは必要な第一歩に着手したと思う。正直自分の物差しでいうと何でこんなに遅いのかなとその一言しか出てこない。前所有者もそうだが、現所有者にもその義務があると思っている。行政としてなぜ前所有者だけに撤去命令を出したの少し違和感」

前土地所有者
天野二三男氏:「本来この措置命令の発布する根拠、それに伴う論拠が全く見当たらない。したがって、私どもにこの発布される理由があり得ないというふうに私は考えている」

Q:費用としては大体14億円を見込んでいて、天野さんに請求されるが…

天野二三男氏:「裁判の動向をもって、私の方は現段階で支払うとかいうコメントも本来はできないんでしょうけど、もちろん訴訟起こしたわけですから払う意思はありません。土は一体誰がどういうように盛ったのかとか、その後10年以上行政指導がなく、改変行為が行われていることも振り返らず、(行政代執行を)決められたということは大変すごいこと、遺憾に思う」

静岡県
川勝平太 知事(会見):「まだ盛り土が2万立法メートル残っている。これをなるべく早く撤去しないと警戒区域の解除ができない」

Q:タイミングが遅すぎるという指摘はどう考える?

川勝知事:「難しいところ。我々としてはしかるべき調査をして早く除去しなくてはならないと。ともかく早く一日でも早くというのが基本的な我々のスタンスで、それが遅いと言われれば残念だが今回ようやく代執行したということ」