2年ぶりに実施 静岡県原子力防災会議 住民の避難手順などを確認
大規模地震で浜岡原発から放射性物質が漏れ出た想定で、周辺住民の避難手順などを確認する静岡県の図上訓練が2年ぶりに牧之原市で行われました。
牧之原市の原子力防災センターで行われた県の図上訓練には、中部電力社員をはじめ国や県、それに周辺自治体の職員らおよそ200人が参加しました。
訓練は県内で震度7を観測する地震が発生し、浜岡原発から放射性物質が漏れ出た想定で行われました。
参加者は住民の避難状況を確認する班や、放射線量を測定する班、そして医療体制を確認する班などに分かれて情報を収集していました。
そしてセンターと、周辺自治体の役場や県庁とをテレビ会議システムで繋ぎ、情報を共有する手順を確認しました。
県危機管理部 加藤晃一部長代理:
「実際に原子力災害が仮に起こった時にどういう対応をとるかっていうのは、基本的なことは決まっているが、ちょっと複雑でもあるので、そういったところを今回しっかりと思い出してもらう。初めて対応する人は学んでもらうということが重要と思っている」
31日の図上訓練に続く実働訓練は2月4日に予定されています。