【リニア】JR東海・中央新幹線静岡工事事務所の永長隆昭所長が執行役員に昇格 静岡工区の早期着工に向けた体制の強化が狙い

JR東海の丹羽俊介社長は、リニア中央新幹線の静岡工事事務所長を執行役員に昇格させる人事案を発表しました。静岡工区の早期着工に向けた体制の強化です。

画像: 人事案を発表するJR東海の丹羽俊介社長

人事案を発表するJR東海の丹羽俊介社長

JR東海 丹羽俊介社長:「(永長氏を)新たに執行役員とすることで、静岡工区の早期着工に向けて地元の方々のコミュニケーションを重視する体制を、さらに強化していくという狙いを込めている」

 静岡県が県内の工事着工を認めておらず、2027年の開業が困難となっているリニア。こうした状況の中、JR東海の丹羽社長は中央新幹線静岡工事事務所の永長隆昭所長を執行役員に昇格させる人事を発表しました。職務はこれまでと変わらない予定で、静岡工区の早期着工に向け、地元とのコミュニケーションを重視する狙いです。

 また、県が県境まで300メートルの区間でボーリングを認めていない姿勢に対し、「調査によって得られる具体的なデータなどに基づき、引き続き丁寧に対応しながらボーリングを進めていく」と慎重に進める考えを示しました。