静岡市難波市長36億円の補正予算を臨時議会に提案へ 3つの施設整備事業を一部見直しへ
静岡市は物価高騰などに対する生活者支援策として、36億円あまりの補正予算を臨時議会に上程すると発表しました。
静岡市 難波喬司市長:
「エネルギー、食料品価格等の物価高騰の影響を受ける市民生活を支援するための補正予算案を編成し、5月19日に開催される市議会5月臨時会に提出をいたします」
12日の会見で静岡市の難波喬司市長が発表したもので、19日に行われる臨時議会に、一般会計で36億4090万円の補正予算案が上程されます。
そのうち、24億9500万円が「低所得世帯への支援」で、1世帯あたり3万円を支給。
また「消費活動維持への支援」として、モバイル決済サービスを活用したポイント還元の費用などとして、8億8000万円を盛り込みます。
3つの施設整備事業検討の進め方などを一部変更
また難波市長は海洋・地球総合ミュージアムなど3つの施設整備事業について、検討の進め方などを変更すると発表しました。
このうちサッカースタジアムについては、最有力候補地とされるJR清水駅東口のENEOSの土地について、「津波、土壌汚染、地質などの現状」や、「地区の開発に伴う 交通問題」などについて、より精緻な調査を行うとしました。
また合わせてIAIスタジアムについても、「Jリーグ基準を満たすための全観客席への屋根設置や、トイレの改修などの概算費用を明らかにする」としています。