どうなる空港新駅…JRは一貫して否定 静岡~羽田空港高速バス運行開始 コロナ感染者減少も死者多く【一気にわかる今週の静岡②】
静岡空港の搭乗者14カ月連続で前年を上回る
14カ月連続で前の年を上回っています。県によると、去年12月の静岡空港の搭乗者数は、3万234人で、前の年の同じ月と比べて500人ほど増えました。12月の搭乗者数が3万人を超えるのは3年ぶりです。
搭乗者が増えた理由について県は、「全国旅行支援の影響と、年末年始の帰省のための利用が多かったため」と分析しています。
JR静岡駅と羽田空港を結ぶ高速バス運行開始
羽田空港まで乗りかえなし、4時間で到着です。火曜、JR静岡駅から羽田空港を結ぶ高速バスの運行が始まりました。運行は1日1往復で、羽田空港までの運賃は片道3200円です。所要時間はおよそ4時間。静岡駅を午前7時15分に出発、羽田エアポートガーデンに11時10分に到着します。
羽田エアポートガーデンは、羽田空港の第3ターミナルと直結している複合商業施設で、今週火曜に全面開業しました。帰りのバスは、午後4時10分に羽田を出発、8時5分に静岡駅に到着予定です。
新型コロナ感染者減少傾向…死者は多い状態続く
感染者数は減少しましたが、死者は多い状態が続いています。新型コロナによる、県内の死者は、3日までに1274人、そのうち315人、全体のおよそ「4分の1」が1月の1カ月間に亡くなりました。3日までの直近1週間の新規感染者は1万3363人。前の週にくらべ0.7倍。病床使用率は、県全体で57.6%となっています。県の後藤参事は…
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事:「いったんコロナもインフルエンザ(の感染者数)も下がった感がありますが、他県ではインフルエンザが増えている状況なので、再度増加すると医療ひっ迫が強まるリスクがある。しばらく会話と人混みでのマスクの徹底と換気。まだワクチンを検討中の方はぜひ前向きにオミクロン対応ワクチン、インフルエンザワクチンの検討をお願いしたい」
台風15号対応を検討…市長については触れず
市長個人についての検証はしていません。
去年、県内に大きな被害をもたらした台風15号。静岡市は今週火曜、行政対応の課題を検証する中間報告をまとめました。中間報告では、行政としての課題が挙げられた一方で、田辺市長の対応については、触れられていません。
静岡市 田辺信宏市長(1日):「適切な行動だったか、私自身、今でも自問自答しています」
どうなる空港新駅…JR東海は一貫して可能性を否定
リニア新幹線と、空港新駅はどうなる!?
2027年の開業が困難な状況に置かれているリニア新幹線。2日、川根本町で行われた川勝知事と県民との意見交換会で話題となったのが静岡空港に新幹線の駅を造る、いわゆる「空港新駅」についてです。
静岡県 川勝平太知事(2010年):「空港の真下に新幹線が走っているので、空港新幹線駅についても強い決意をもって臨むつもり」
JR東海 金子慎社長(2019年):「静岡空港の下に駅を造る計画はない。造るのは困難ということで一貫している」
県は、これまで予算をつけて調査するなど、前向きな姿勢を示していた「空港新駅構想」。一方で、JR東海側は一貫して、その可能性を否定しています。