静岡県政史上50年ぶりに提出 川勝平太知事に対する不信任決議案は1票差で否決

静岡県川勝知事の「コシヒカリ発言」を巡る給与返上問題で、県議会最大会派の自民改革会議から12日夜不信任決議案が提出され、可決に1票届かず否決されました。

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静岡県政史上50年ぶりに提出 川勝平太知事に対する不信任決議案は1票差で否決

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 県議会6月定例会の閉会日となった12日、自身の不適切発言に伴い、一部給与とボーナスおよそ440万円を返上する意思を表明した川勝知事。

 しかし、自民改革会議は知事の発言には整合性が取れず、保身のための虚偽説明と断ぜざるを得ないなどとし、本会議で不信任決議案を提出しました。

 不信任決議案が提出されたのは50年ぶりで、県政史上2回目です。

議長:
「投票総数68票、うち賛成50票。反対18票。以上の通りであります。よって川勝平太知事に
対する不信任決議案は否決されました」

 可決には出席議員の4分の3以上にあたる51人の賛成が必要でしたが、結果は賛成50人、反対18人という1票差で否決されました。

自民改革会議 増田享大代表:
「目的が達成できなかったことが非常に残念に思っている」

ふじのくに県民クラブ 田口章会長:
「本当にギリギリの薄氷(を踏む)の思いの反対、否決っていえばいいんですかね」

一夜明け、取材に応じた川勝知事は…。

川勝知事:
「非常に重く受け止めている。辞職勧告決議に勝るとも劣らない大きな意見として受け止めている」