【リニア】JR「トンネル工事の影響は高山植物に及ばない」 国の有識者会議
リニア中央新幹線工事による環境への影響を議論する国の有識者会議で、JR東海は、トンネル工事による影響は高山植物には「及ばないと考えられる」と主張しました。
国の有識者会議では、リニア工事が与える南アルプスの自然環境への影響について議論が交わされています。会議では、JR東海からトンネル工事が与える高山植物への影響を調べるために実施した土壌調査の結果が示されました。
その結果、高山植物は地表面付近の水によって生育していること。そして、その地表面付近と地下水との間には空気を多く含んだ層が存在するため、高山植物に地下水から水が供給されているとは考えにくいとし、JR東海は、トンネル工事に伴う地下水位の変化の影響は高山植物には「及ばないと考えられる」と説明しました。