「合理性を欠くものではない」静岡市・城北公園整備計画差し止め請求を棄却
静岡市が進める城北公園の整備計画は条例違反だとして、市民が事業の差し止めを求めていた件について、市の監査委員は請求には理由がないとして棄却しました。
静岡市葵区の城北公園は、駐車場がなく施設も老朽化しているため市が民間のアイデアを活用するPFI事業として整備計画を策定し、すでに事業者も決定しています。この計画に対し、市民22人が市民参画の手続きを無視し条例違反であることや、駐車場の規模が広すぎて地区公園の位置づけから逸脱しているなどとして市が整備費用を支出することは違法と主張し、事業の差し止めを求めていました。これに対し市の監査委員は、「市民意識調査などを実施していて、市民参画手続きを一切行っていないとは言えず徒歩圏外の人のための施設を設けることは合理性を欠くものではない」などと判断。市民グループの請求を棄却しました。