過疎化が進む山間部の救世主に 軽トラックの移動スーパーが好評 浜松・天竜区
過疎化が進む山間の集落の救世主となるのでしょうか。浜松市天竜区で新たな取り組みが始まりました。早速好評のようです。
移動スーパーは、春野地区では毎週火曜日と水曜日それに金曜日と土曜日に、熊地区では月曜日と木曜日に午前から午後にかけて運行される予定です。
男性:「(普段は)浜松(の中心部)まで行く時がある。その途中で買ってくる。1時間半から2時間。いまのところ車で行けるので」
今回の移動スーパーは浜松市とイオンが地域の課題解決のために協定を結び、浜松市に本社を置くスズキが車両を用意し実現しました。商品は野菜や果物に加え肉や魚など、およそ500種類。値段は1品あたり11円の手数料がかかりますが「マックスバリュ浜北中瀬店」の店頭価格に合わせ、特売も反映されます。
女性:「私の家はすぐそこ。まあありがたい」
男性:「移動してもらうとありがたい」
Q:品ぞろえは?
男性:「いろいろあるので助かる」
音楽を響かせながら山間を走る1台の軽トラック…。すると道路わきのスペースに停車。イチゴにお弁当、それに新鮮な野菜も。こちらは移動スーパーです。
女性:「お刺身はある?」
店員:「マグロの切り落としは…」
浜松市の中心部から車でおよそ2時間、浜松市天竜区春野町。人口の半分以上を65歳以上の高齢者が占める過疎化が進む町です。
女性:「回覧板で回って家すぐ近くだから。音楽が聞こえて、だいたい11時頃だというからどんなものがあるかと思って見に来た」
町内にもスーパーはありますが、場所によっては車で30分ほどかかります。皆さん普段はどうしているのでしょうか…。
女性:「普段は川根のほうに行ったり、お医者さんに行ったついでに買い物してくるかな。川根(のスーパー)は20キロ近く」