参院静岡選挙区(2)新人 若林洋平氏・鈴木千佳氏・舟橋夢人氏・堀川圭輔氏・山本貴史氏・船川淳志氏
10日投開票の参議院選挙。改選2議席の静岡選挙区には届け出順にご覧の8人が立候補しています。
自民党 新人 若林洋平氏
●富士市(6月27日)
自民党 新人 若林洋平氏(50):「我々与党は責任があるんです。政治は何を言ったかじゃありません。何をやれるのか、やるのか。そして最終的には何をやったかです。これができるの誰ですか?政権与党から出ているのって誰がいるんですか? しかも東部で唯一の立候補者が誰かって言ったら、若林洋平ですよ」
自民党の新人・若林洋平氏。苦渋を味わった去年の参院補選から8カ月、雪辱を期す選挙戦です。
自民党 新人 若林洋平氏(50):「皆さんの意見を聞くだけじゃない。届けるだけじゃない。質問すればいいってもんじゃない。みんなチームで、政治はひとりではできないです」
この日、選挙戦では初めて富士市に入りました。参院選直前に週刊誌報道を受けて自民党を離党した吉川赳衆院議員の地元です。
自民党 新人 若林洋平氏(50):「ごめんねごめんねとか、大丈夫か大丈夫かってみたいなのはお聞きしますが、特に私自身が影響を感じているというのは特にはないです」
自民党富士市富士支部 前島貞一支部長
「情熱をもって、吹っ飛ばしちゃうしかないんだよね、そのマイナス点を」
●御殿場市(6月28日)
およそ12年半、御殿場市長を務めた若林氏。地元で訴えたのは安全保障の重要性です。
自民党 新人 若林洋平氏(50):「国を守るとは皆さんの大切な命と財産と、そしてこの美しい日本の国土、これを守ることだと思います。全国から集まってくる自衛官の、まさに道場があるこの御殿場市で私は何を見てきたか。当然のことながらいかに防衛が必要か、逆に言えばいかにその態勢が取れていないかということを見てきたんです。まず第一は安全保障、これをしっかりやっていきたいというふうに思っています」
応援に入ったのは、地元選出の細野豪志衆院議員です。
自民党 細野豪志衆院議員
「安全保障の考え方の違いで私は野党を離れました。なぜ我々が防衛力の整備をするのか、それは戦争をやらないために強くならなければならないんです。全国広しと言えど、最も自衛隊を知り尽くし、自衛隊と共に歩んできたのは若林洋平であります。この男を国会に私は送りたいんです。力を貸していただきたい」
若林氏と細野氏は現在50歳の同級生。裾野市で行った集会では、若林氏からこんな言葉が…。
自民党 新人 若林洋平氏(50)
「私の同級生でも尊敬している人がひとりいます。ひとりだけじゃないんですけど、尊敬する政治家がいます。その人、よく言っていましたよ。事を成すためにって。それ言ったら気に食わない人もいるかもしれません。でも、事を成すためにじゃないですか。どんなことがあっても這いつくばってでも、一票でも多く取って皆さんと笑顔で一緒にバンザイをしたいと思いますので、本当に最後までお支えください」
共産党 新人 鈴木千佳氏
共産党 新人 鈴木千佳氏(51):「昨年の補欠選挙の悔しさを胸に、今度こそ国会へ駆け上がる決意です」
共産党の新人・鈴木千佳氏。参院選への挑戦は補選を含めて4回目です。
共産党 新人 鈴木千佳氏(51):「自民党の茂木幹事長は、今度の選挙が終わったら憲法9条改憲の発議を急ぐんだと。文字通り9条改憲に向けて自民党は前のめりになっています。91の国でやっている消費税の減税、これには財源がないと背を向ける。財源がないというなら、なんで軍事費2倍なのか。このことは示さずに、前のめりではないでしょうか。定数2の静岡選挙区で、こうした大軍拡、リニア・原発推進の自公政権を支える議席で独占させるわけにはまいりません」
軍備拡大や憲法9条の改憲に反対し、それよりも生活者支援が必要だと訴えます。
共産党 新人 鈴木千佳氏(51):「8日間経って争点が鮮明となってきました。平和と暮らしがかかった、文字通り未来がかかった選挙戦になっています」
演説では、自らを”唯一の野党候補”とアピールします。
共産党 新人 鈴木千佳氏(51):「自民党の方はもとよりですけれども、無所属の現職候補2人についても、基本的には与党案に賛成をして自公政治を支える、そういう人たちになっている中で、唯一の野党は鈴木千佳ひとりだけだと、共産党の鈴木千佳だけだと。そういうことで訴えたいと思っています」
NHK党 新人 舟橋夢人氏
NHK党の新人・舟橋夢人氏。6月30日は浜松市内の高校の前で街頭演説を行っていました。
NHK党 新人 舟橋夢人氏(56):「初めてこれから選挙に行くので、不安を解消できればいいなと思って18歳の方を対象に遊説を行いました。候補者の中でもやはり隠している部分とか実際本当は皆さんの知る権利があるにも関わらず知らされていないこととか、そういうことを中心に伝えていけたらと思います」
NHK党 新人 堀川圭輔氏
NHK党の新人・堀川圭輔氏。公示後、ポスターを貼るために県内をくまなく回っています。
NHK党 新人 堀川圭輔氏(48):「各町の中心部と言われるところがちょっとシャッター街みたいになっちゃっていて、少し寂しくなっているのかなと。これからは街頭で演説するとかも含めて、もっとよりいっそう、町の人たちの声を実際に肌で感じてやっていきたい、戦いにしたいと思っています」
参政党 新人 山本貴史氏
無所属で政治団体・参政党の新人・山本貴史氏(52)は参政党の支持拡大を掲げ、党の重点政策を訴えています。
無所属 新人 船川淳志氏
無所属の新人・船川淳志氏(65)はSNSでの情報発信を中心に活動していて、今後ポスターを貼り進める予定です。
(6月30日放送)