【リニア新幹線】JR東海が大井川流域市町に個別に接触することを改めて拒否する回答書を送付 静岡県
リニア中央新幹線工事に伴い、静岡県外に流出する水を戻す方策として、JR東海が示している「田代ダム案」について、県は再び市町などへの個別接触を認めないとする回答書をJR東海に伝達しました。
JR東海はこれまで、東京電力との協議を進めるため、大井川流域の関係者から個別に了解を得ることを求めていますが、県は「個別に了解を確認することは遠慮してほしい」と反論していました。
これを受けJR東海は13日、再び県に対して個別に意見を聞くことを求め、県としての見解を質す文書を送りました。
これに対し県は14日JR東海に回答を伝達。
大井川利水関係協議会で関係者が一度に説明を聞く場を作り、共通認識を得た上で判断するのが望ましいとして、個別の接触を認めない姿勢を貫きました。
また、すでに日程などを調整していて、3月中に公開で実施したいとの意向を示しました。
川勝知事:
「今回の件に関しては、利水関係者にJR東海が一度に説明できる場を設けた方が効率的で、公開の場で関係者が同じ説明を受けることで、関係者が共通認識を得た上で判断する方がいい」