『無免許運転』中山真珠静岡県議が辞職願 各会派は…

 無免許運転が明らかになり、6日に辞職の意向を示した静岡県の中山真珠県議について、7日、県議会の各会派がコメントしました。

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『無免許運転』中山真珠静岡県議が辞職願 各会派は…

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中山真珠県議(発表したコメントより):「悩み抜いた結果、県民のみなさまからお預かりした議席をお返しすることが、今の私に出来る唯一の責任の取り方であるという結論に至りました」

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 静岡市清水区選出の中山真珠県議が、6日付で県議会議長に対し、辞職願を郵送したことが分かりました。今年4月の県議選で、県政史上最年少の27歳で初当選した、中山県議。しかし、8月4日、運転免許が失効していたにも関わらず運転をしていたことが発覚しました。

ふじのくに県民クラブ 田口章会長(8月7日):「免許センターで帰りは迎えにきてもらうか代行で帰りなさい、運転してはいけないと言われたということでした。帰りは代行で帰ったと言ってました」

 中山県議は、8月2日、免許更新のため運転免許センターを訪れましたが、その日は手続きできず、別の人に運転してもらって帰ったと、当時、所属していた会派「ふじのくに県民クラブ」に説明していました。ところが、実際は、免許センターからの帰りも、中山県議自らが無免許状態で運転していたことが判明。虚偽の説明をしていたことから、会派も強く辞職を求める事態となっていました。当初、議員を続ける意向を示していたものの、体調不良のため療養していた中山県議。6日、辞職する意向を固め、辞職願を提出したということです。

 中山県議は、辞職を決意した経緯について、自身のSNS上でこう説明しています。

中山真珠県議(本人のSNSより):「政治活動を始めてから約1年間、議席をお預かりしてからの4カ月間を振り返りますと、政治という未知の世界に飛び込み、右も左も分からない中で、必死に仕事を覚えようと走り回る中で、いつの間にか自分を見失ってしまい、法令順守という、公職として果たすべき最低限の義務、当たり前の大切なことすら見えなくなるほど、正常な判断ができなくなっていました」

中山県議の辞職願提出に県議会の各会派は…

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自民改革会議 増田享大代表 :「議会からの勧告という形ではなくて、ご自身の決断によって辞職する形になったというのは、よかったと思っている。9月21日の県議会の前にこういう形になったということは、いい形になったのかという思いはある」

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公明党静岡県議団 蓮池章平団長:「公明党は当初からこの問題が起こった時から、やはり辞職はすべきだというスタンスは変わっていないので、本当はもう少し早く決断されたほうがよかったのではないかと個人的には思うが、いろいろな事を考えての決断だと思うので、その点については尊重したいと思う」

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 また、中山県議が所属していた「ふじのくに県民クラブ」は、「議会が辞職勧告を突き付ける前に判断していただいたことはよかったと感じています。今後は、今までお世話になったみなさまへの感謝を忘れず、自らを見つめ直し、志を実現するために何をすればよいか、しっかり考えていただきたいと思います。まだ若いので道はたくさんあると思います」とコメントしています。