「まずは原因究明を」…再発防止策説明に参加者から指摘相次ぐ 殉職や不祥事続く静岡市消防局管轄の3市2町が臨時会合

 静岡市消防局が管轄する地域の責任者の臨時会合が開かれ、職員の殉職や不祥事が相次ぐ中、今後の方針や取り組みについて話し合われました。

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「まずは原因究明を」…再発防止策説明に参加者から指摘相次ぐ 殉職や不祥事続く静岡市消防局管轄の3市2町が臨時会合

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 18日に行われた会合には、田辺信宏静岡市長など静岡市消防局が管轄する3市2町の市長、町長らが出席しました。冒頭、火災で死亡した消防隊員に黙とうが捧げられたあと、会長の田辺市長が「相次ぐ不祥事で住民の信頼を失う極めて深刻な状況である。このピンチをチャンスに変えられるのは意識次第だ」とあいさつしました。

 今年度、静岡市消防局では火災現場で消防隊員が殉職した事故や幹部職員が酒を飲んだ状態で車を運転し、事故を起こすなど問題が相次いでいます。これを受け、静岡市は消防次長に一般事務職員を起用するなどの組織改革や再発防止対策など、今後の取り組みについて説明しましたが、出席者からはまずは事故や不祥事の原因究明をするべきという指摘が相次ぎました。

静岡市 田辺信宏市長:「改革の中身のあり方の前に、1つ1つの不祥事の原因究明、そして納得のいく説明をしなければいけないと強く感じました」

 静岡市消防局は、原因説明の準備を急ぐとともに、組織の改革も並行して進めていくとしています。