土石流災害の現場に新たな砂防ダム 1万800立法メートルの土砂受け止め 静岡・熱海市

 静岡県熱海市の土石流災害で、土砂が流れ下った逢初川上流で建設が進められていた砂防ダム=堰堤が完成し、報道機関に公開されました。

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土石流災害の現場に新たな砂防ダム 1万800立法メートルの土砂受け止め 静岡・熱海市

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 13日に完成した伊豆山砂防ダムは、静岡県知事の要請で整備されたもので、おととし7月20日から国土交通省による緊急的な砂防工事が24時間体制で行われてきました。新設された砂防ダムは、土石流の起点となった逢初川源頭部から直線距離でおよそ800メートルの位置に造られ、高さ13メートル、幅59メートルの本堰堤と副堰堤、垂直壁からなり、1万800立法メートルの土砂を受け止めることができる構造です。

国交省中部地方整備局 蔭山敦士建設専門官:「大変な工事でありましたけど、1日でも早い、地域の皆さんの安全のために完成させたことで、私の役割も終えたのかなと思っております」

 砂防ダムは20日付で県に引き渡され、今後は県が管理していくという事です。