日照不足と長雨で…収穫は半分以下 秋冬野菜も準備に遅れ 静岡市

きょうの静岡県内は、各地で真夏日となりました。梅雨も明け、いよいよ夏本番を迎えましたが、曇ったままなのは農家です。

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 きょうの県内は浜松市の佐久間で最高気温34・4度となるなど、県内6つの観測地点で今年一番の暑さとなりました。
難波亮太記者:「夏と言ったらビール。そのビールに合うのがエダマメですが、今年は身のつき方が例年の半分以下だということです」
 静岡市駿河区の石上徹さん(61)の畑では、エダマメのほか、ナスやオクラなどの夏野菜を栽培しています。本来なら、この時期、たわわに実がなっているといいます。しかし、今年は様子が違います。
石上徹さん:「日照不足と長雨で一番影響を受けたのはナスなんですよ。なってるナスが、なってる時点でこうやって腐ってしまう。下の方もボツボツがあるが、これが腐りの始まり」
 今年は梅雨の期間が52日間と、平年より9日長く、先月の静岡市の日照時間は観測史上最も短い56・1時間でした。
石上さん:「雨が大きかったというのがあるので、今年は非常にやりにくい年でした」
記者:収穫量は?
石上さん:「もう半分以下ですね」
 夏野菜のシーズンが終われば、秋野菜、冬野菜に向けて畑を耕しますが、
その作業も長梅雨の影響で、1カ月ほど遅れているといいます。
石上さん:「(農家は)泣いてる人も多いし、逆にあきらめてる人も結構います。これから毎年毎年こういう事態が来るんじゃないかと思って、対策を練っていかなければいけない」