『18歳女性と飲酒疑惑』の吉川赳衆院議員 1人会派結成を届け出…会派に1ヵ月65万円の立法事務費支給か 【重大ニュース静岡2022】
Q.国民に説明する気持ちはあるということでよろしいですか?
A.「まあ、内容によっては…」
6月、一部週刊誌に、女性問題を報じられた吉川赳衆議院議員。18歳の女子大学生に飲酒をさせ、ホテルで一緒に過ごした上で、現金4万円を支払ったというものでした。
与野党から離党や議員辞職を求める厳しい声が相次ぎ、自民党を離党。その後、公の場で説明することなく、雲隠れ状態に。
吉川氏が所属していた派閥のトップ岸田総理は―。
岸田文雄総理大臣(6月16日):「離党したからといって責任が消えるものではない。一刻も早く、国民への説明責任を果たすべき。そして説明責任を果たせないなら議員としての進退に直結する問題になる」
地元からも怒りの声
地元からも怒りの声が。
自民党富士市富士支部 前島貞一支部長(6月17日):「我々のところへ一つとして詫びの電話もない。迷惑かけたという言葉もない。何を考えているのかなと」
地元支部は自民党県連に、吉川氏の『辞職勧告』を申し入れました。
説明責任は…
それから1カ月あまり―。
突如自らのブログを更新し、釈明・反論しました。
吉川赳衆院議員:「女性から『大学一年生』や『18歳』という発言はありましたが、『そういう設定で働いているのだな』と理解し、飲酒を制止もせずにいたわけです。」
その後、地元記者クラブからの会見の申し入れを拒否した上で…。
吉川赳衆院議員:「私と致しましては、国会閉会中であったにすぎず、特に姿を隠していた認識はありません。今後も、私は、衆議院議員として積極的に活動していく所存でおります」
その後、吉川氏が姿を現したのは、55日後の臨時国会でした。
吉川赳衆院議員(8月)
Q.18歳の女性との飲酒が報道されていますが、事実関係はどうなんでしょうか?
A.「係争中の案件になるので、これですいません」
Q.事実関係はどうなっているんですか?
A.……
夏冬のボーナス計600万円 1人会派認められれば月65万円
そして9月、新たな動きが。衆議院広報課によりますと、吉川氏は1人会派「次代を考える会」の結成を届け出ました。認められれば、会派に対して立法事務費として1ヵ月65万円が支給されることになります。(年間780万円)
報道から半年以上が経過する中、いまだ公の場で説明責任を果たしていない吉川氏。6月末には、およそ290万円の夏のボーナスが、さらに12月10日には314万円あまりの冬のボーナスが支給されています。
静岡朝日テレビは、一連の問題について、吉川氏に書面でインタビュー取材を申し入れましたが、期日までに回答はありませんでした。