台風被害で一部区間の運休続く大井川鉄道 静岡県などが4月にも被災地視察…全線復旧の課題共有へ
去年9月の台風15号で被災し、いまだ一部で運休が続く大井川鉄道沿線の公共交通機関のあり方について検討する1回目の会議が開かれました。
大井川鉄道は、台風15号で土砂の流出や倒木による大きな被害を受け、家山から千頭間ではいまだ運休が続いているため、バスによる代行を実施しています。
全線開通が見通せない中1月、大井川鉄道は静岡県に対して支援を求める要望書を提出。これを受け県が設置した23日の会議では、全線復旧に向けた課題の共有や、その後の維持について協議する方向性が示されました。4月にも被災現場を視察し、年内を目標に検討結果をまとめる方針です。
大井川鉄道 鈴木肇社長:「テーブルについていただくことができて、我々としては大変ありがたい。これから話が始まるが、前向きな話ができるように我々としては期待している」
また、大井川鉄道によりますと、10月1日までに家山駅から川根温泉笹間渡駅まで土砂の撤去が終了し、開通できる見込みだということです。