【音声入手】「皆殺しの文化」「ルール無用の悪党たち」…『外国人差別』発言の大道芸W杯プロデューサーを解任 静岡市

 11月、静岡市で開催される大道芸W杯のプロデューサーの奥野晃士氏が、内部の講習会で外国人差別と受け取れる発言や資料を配布していた問題で、大会実行委員会は奥野氏を解任しました。

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【音声入手】「皆殺しの文化」「ルール無用の悪党たち」…『外国人差別』発言の大道芸W杯プロデューサーを解任 静岡市

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実行委員会 杉山茂之委員長:「今般の問題でご迷惑をかけ、誠に申し訳ございませんでした」

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 大会実行委は7日午後4時半から会見を開き、奥野氏の解任と杉山茂之委員長の辞任を発表しました。奥野氏は9月、静岡市内で開かれたボランティアの講習会で、外国人差別と受け取れる不適切な発言や資料を配布し、出席者や関係者から疑問の声が上がっていました。

奥野氏の発言は…

 これが奥野氏が配布した資料です。

「善徳や品性を、日本人は生まれながらに持っている」といった内容のほか、「中国人は一人だと龍だが、二人だと虫になる」ということわざを使い、日本人が優れているという趣旨の記載もあります。

 そして静岡朝日テレビは当日の奥野氏の音声を入手しました。

画像: 奥野氏の発言は…

講話での奥野氏
「今本当に中国とか見てると、ルール無用の悪党たちみたいな感じにどうしてもなってくる。これは今に始まったことではなく、中国っていうのは易姓革命の皆殺し文化がずっとある」

 講習会の後、資料がSNSなどで拡散され、批判が集まっていました。

杉山委員長「決して看過することはできない」

杉山茂之委員長:「奥野氏の発言は、日本人の大会というコンセプトがあったとしても、それを大きく逸脱していて決して看過することはできない」

画像: 杉山委員長「決して看過することはできない」

奥野晃士氏:「研修会で作った不適切な資料、発言で迷惑をかけた。申し訳ない。大道芸は誰もが参加できるイベント。自分の考えが大道芸の理念であるかのうように伝え申し訳ない。あくまで個人の考えです」

 実行委は大会の開催について、遅くとも再来週には結論を出すとしています。