静岡市難波市長「盛り土が必ずしも災害の危険度を高めるとは言えない」との見解示す 静岡市中央新幹線建設事業影響評価協議会
リニア工事に伴う発生土置き場の候補地「ツバクロ」について、静岡市の難波市長は「盛り土が必ずしも災害の危険度を高めるとは言えない」という見解を示しました。
リニア工事の発生土置き場候補地静岡市葵区のツバクロについて、静岡県は深層崩壊の懸念があるとして、JR東海に再検討を求めています。
4日開かれた静岡市の協議会で、難波市長は大井川上流部で深層崩壊が発生した場合に想定される災害危険度について考えを述べました。
難波市長は深層崩壊が起きれば、最大9000万立法メートルの土砂が流出する可能性を言及。
その上で盛り土の有無より流出した土砂でできるダムの底面積や高さなどによって危険度が変わると述べました。
こうしたことから盛り土の存在が必ずしも災害の危険度を高めるとは言えないと主張しています。
協議会は盛り土についての見解を来年開かれる次の協議会でまとめたいとしています。